平成15年度第1学期試験
(科目
コミュニケーション論/コミュニケーション概論
)
(担当
松尾太加志
)
持込可 60分
T.
以下の会話は何が不足しているためにうまく成立していないのか,下の語群から選び答えなさい。(30点)
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「瞞着されたよ」「えっ? まんちゃく?」
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「このボタン押せばいいのね」「ボタン? 私には見えてないのよぉ」
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「なにぃ。もう一度いってみろ」「えっ? もう一度いうのね」
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「テストが私を受けたの」「え? テストを私が受けたんじゃないの?」
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「水の状態から入れるのよ」「えっ? 何の話?」
U.
次の各文にもっとも関連が深いと思われる用語を,下の語群から選び答えなさい。(24点)
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九州の人からみると,大阪の人は,みんな阪神ファンだと思ってしまう。
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北九州市でコムシティが倒産したので,北九州市が関わる事業はみんな失敗してしまうと思ってしまう。
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「みりん」と10回言った後に,鼻の長い動物は何かと問われると「きりん」と答えてしまう。
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ある人の血液型がわかっていると,その血液型に典型的な行動特徴だけをよく覚えている。
【問題T,Uの語群】
統語論的知識 意味論的知識 語用論的知識 手掛かり情報 スキーマ
調節 外集団均質化効果 プライミング効果 錯誤相関 カテゴリーベースの処理
V.
以下の各設問に,120字以内で解答しなさい。(26点)
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自動車運転中の携帯電話の会話がなぜ危険なのか説明しなさい。
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対人距離による心的緊張を測定する各方法の長短を述べなさい。
W.
授業で紹介した実験の内容の理解を問う問題を自分で作成し,その解答を自分で書きなさい。ただし,解答は120字以内の問題として作ること。(20点)