平成18年度第1学期試験 (科目  コミュニケーション論 昼間主 )  (担当  松尾太加志 )  持込可 60分

T. 次の各文を読んで,もっとも適切だと思われる用語を答えなさい。(36点)
  1. 機器を利用するときに,そのしくみついて頭の中に作り上げる仮説。
  2. 目玉焼きという言葉や卵という言葉がなくても,目玉焼きについて書かれていると理解できる。
  3. 沖縄のことを思い浮かべてもらった後に,「○ンゴ」に入る文字を考えてもらうと多くの人は「サンゴ」と答えてしまう。
  4. コミュニケーションでは,伝達情報だけでは伝達意図が一意に特定できない。
  5. 字義通りに解釈すると会話の公理に違反してしまう。
  6. 人は,効果的に情報を処理し、認知的負担を軽減しようとする。

U. 以下の各設問に,120字以内で解答しなさい。(64点)
  1. コーエン(Cohen, 1981)の実験について説明しなさい。
  2. エクスラインら(Exline, Gray & Schuette, 1965)の実験と飯塚ら(飯塚・三島・松本,1985)の実験の共通するところを述べなさい。
  3. 機器の操作説明で,「機能キーを6回押しなさい」といった記述しかないのは何が問題であるのか説明しなさい。
  4. ミルグラムの実験はインターネット犯罪と関係があると思われるが,それはなぜか説明しなさい。