平成19年度第1学期試験 (科目  コミュニケーション論 )  (担当  松尾太加志 )  持込可 60分

T. 次の各文を読んで,もっとも適切だと思われる用語を答えなさい。(36点)
  1. 人間が考えていることとは独立して意味は存在していると考える立場。
  2. “Time flies like an arrow.”を「時蝿は,矢を好む」と訳してしまうのは,何の知識が足りないからか?
  3. 「目玉焼き」や「卵」という言葉がなくても,目玉焼きについて書かれていると理解することができる。
  4. エクマンらによって考案されたもので,表情を特定する場合の物理的基準のひとつとして用いられる。
  5. 接近と回避の両方の相拮抗する2つの力の均衡が視線の量を決定する。
  6. 身体動作の中で,言語にも置き換えることができる動作。
  7. NVCのひとつで,声の大きさ,抑揚,沈黙,言い間違い,発話量などが含まれる。
  8. 前から5番目の席で先生との物理的距離は離れていても,4番目までに誰も座っていないと近く感じてしまう。
  9. 伝達された言語情報だけからは,一意に伝達意図は定まらない。
U. 以下の各設問に,120字以内で解答しなさい。(48点)
  1. 理解過程におけるメンタルモデルの役割について説明しなさい。
  2. マタラゾらの実験で統制条件を設けることの心理学的意味を説明しなさい。
  3. パーセンタイルとは何か,そしてどのような場合に指標として有効であるのか説明しなさい。
  4. パーソナルスペースを測定する上でのストップディスタンス法の問題点について述べなさい。
V. 授業で紹介した社会的認知に関する実験の内容の理解を問う問題を自分で作成し,その解答を自分で書きなさい。ただし,解答は120字以内の問題として作ること。(16点)