平成20年度第1学期試験 (科目  コミュニケーション論 昼間主 )  (担当  松尾太加志 )  持込可 60分

T. 次の各文を読んで,もっとも適切だと思われる用語を答えなさい。(45点)
  1. メールを使うことによって,リアルタイムに応答しなくてもよい。
  2. コミュニケーションは,メッセージだけからではその伝達意図が一意に定まらない。
  3. 「わかる人にはわかる」の前半の「わかる」は何ができることを指しているのか?
  4. 理解をするためにとりあえず作られる仮説であり,これを検証することが理解過程である。
  5. 社会的関わりが乏しい人がメディアを利用することによって,社会的広がりが出てくる。
  6. うなずきのように会話の流れを調整する働きをもった身体動作。
  7. いくつかの下位課題に分割されていると考えると,苦手な機器操作もできる。
  8. 物理的変化量が同じでも,基準量が大きいと心理的変化量は小さいために,線形ではなく利用されるグラフのスケール。
  9. 集団内の割合は同じなのに,好ましくない行動をした人が小集団のほうに多いと思ってしまう。
U. 以下の各設問に,60字以内で解答しなさい。(40点)
  1. 外集団均質化効果とは何か説明しなさい。
  2. 中村(2003)の言う「携帯メールにおけるコンビニ的人間関係」とは何か説明しなさい。
  3. 教員名を50音順に配列しただけのホームページの教員目次のどこが問題なのか指摘しなさい。
  4. A rich get richer modelとは何か説明しなさい。
  5. メディアにおける社会的制約の解放について説明しなさい。
V. 授業で紹介した以下の2つの実験のうち,ひとつを選択し,その実験の方法,結果,さらにどのような意味があるのかを120字以内で説明しなさい。(15点)
  1. ミルグラム(1974)の実験
  2. ブッシュマン(1988)の実験