平成18年度2学期試験 (科目  学習心理学 )  (担当  松尾太加志 )  持込不可 60分

T. 次の各文章にもっとも関連が深い用語及び人物を答えなさい。なお,人名は下記の人名群の中から選びなさい。(48点)
  1. 迷路学習において,ゴールに強化刺激がない試行においても学習がなされていることを明らかにした.
  2. 古典的条件づけを,CS-USの接近ではなく,CSがUSの出現を予測する情報になるかどうかで検討し直した.
  3. ある刺激状況下で行った行動が満足をもたらす結果になれば,その刺激と行動の結合が強くなる.
  4. 行動によって満足のいく結果をもたらすという説明ではなく,行動の結果,内的な動因の高まりが低下することだと説明した.
  5. 古典的条件づけでは,CSやUSがどのような刺激であっても生じるのではなく,生じやすい刺激の組み合わせがあり,刺激等価ではないことを明らかにした.
  6. 試行錯誤に学習するのではなく,頭の中で考え見通しをたててどのような行動をすればいいのかを考えることができる.
  7. 学習された行動は動因だけに影響受けるのではなく,報酬の大きさによっても影響を受ける.
  8. 1913年の「○○○○宣言」は有名で,学習を客観的に観察可能なものに限定した.

    【人名群】
     エビングハウス パブロフ ソーンダイク ケーラー ワトソン ガスリー ハル トールマン
     スペンス マウラー スキナー ガルシア セリックマン レスコーラ
U. オペラント条件づけは,強化の種類とその与え方によって,正の強化,負の強化,正の罰,負の罰の4種類に分類されるが,それぞれの具体例を説明しなさい(実験でも日常生活場面でもかまわない).(24点)


V. 次の各設問に答えなさい。
  1. 古典的条件づけで般化現象を調べる場合,どのような実験手続きを行うのか,簡潔に説明しなさい.(14点)
  2. 回避学習を学習の二過程説で説明しなさい.(14点)