平成10年度第2学期試験
(科目
現代人のこころ外国語学部
)
(担当
松尾太加志
)
持込可 60分
T.
次の各文章に最も関連のある心理学の用語を解答欄に記入しなさい。
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レモンを見ただけで唾液が出てくる。
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タンスの隙間に入ってしまったものを取るのに,手を伸ばしただけではだめだったので,考えたあげく掃除機で吸い取って成功した。
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映画の冒頭のシーンを見ただけで,とくに説明が無くても,登場人物の関係が理解できる。
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ジェリーは,トムに食べられそうになったあひるの子を助けようとしたが,あひるの子は拒否した。
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計算などの作業に利用される記憶である。
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偶発的な学習のほうが記憶成績が悪いのは,これの違いによる。
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水戸黄門のドラマなどは決まったパターンになっており,それを視聴者はよく理解している。
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ある食堂に行ったらおいしかったので,何度も行くようになる。
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問題行動などを改善するために条件づけなどの学習理論を適用して行なう治療法。
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実験者は,ハトがキーの方向を向いたから餌をあげたつもりが,ハトは,右を向いたから餌をもらえたと勘違いして,しきりに右を向くようになった。
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最終的な目標行動を達成させるために,小さい目標を設定して,ステップを踏ませて学習をさせる。
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2次元的な網膜像から3次元の世界を構築するには解がひとつに定まらない。
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理解していることがどのようなことであるかについて,サールが提起した問題。
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取扱説明書を作るのに,どこまでが常識の範囲であるかどうかを考慮するのは大変である。
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人間の知識がルール集合だけで定められるのであると,そのルールの数は膨大なものになってしまう。
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3次元的に解釈しようとするとおかしいが,2次元的に解釈すれば不思議ではない図形。
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注意の研究をするのに主として利用された聴覚の実験の技法。
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課題が易しすぎたり難しすぎると,被験者の努力に依存しなくなる。
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機械の操作を間違って困っている人のを見ていたおかげで,自分は同じ間違いをおかさずに済んだ。
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両眼網膜像差,調節,輻輳がこれに含まれる。相対的大きさなどは含まれない。
U.
次の各問に答えなさい。
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人間が物の大きさをどのように判断しているかを実証するものとして,志村けんのコントは,その良い例となるものであるが,それはなぜかを150以内で説明しなさい。最初のシーンと最後のシーンでの視聴者の受け取り方の違いで説明すること。
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Miller&Isard(1963)の実験の内容について説明し,その結果,人間の知覚においてどのようなことがわかったのか120字以内で説明しなさい。
V.
2学期の講義の中で,最も印象に残った事柄について説明し,さらに,あなた自身の意見や感想を書きなさい。