平成11年度第1学期試験 (科目  現代人のこころ文学部 )  (担当  松尾太加志 )  持込可 60分

T. 次の各文章に最も関連のある用語を解答欄に記入しなさい。
  1. 偶然入った書店の店員さんが美人だったので,何度も通うようになった。
  2. 日本人は,梅干しを見ただけで唾液が出る。
  3. 参考書の文章をそのまま書き写したレポートを提出した学生は,レポートの課題を理解しているといえるだろうか。
  4. 「イヌは吠える」という質問よりも,「イヌは物を食べる」という質問への反応時間は長くなる。
  5. 課題作業として文字チェックをさせるよりも愉快度評定をさせたほうが記憶成績がよくなる。
  6. 実験者は,ハトがキーの方向に近づいて来たから餌をあげたつもりだったが,ハトは左を向くと餌がもらえると誤って学習してしまった。
  7. 聴覚を利用した注意の実験で一般によく用いられる実験の手法。
  8. コンパのときなど,場内が騒然としていても,自分に関心がある話題がどこかで話されていると,そちらに注意がむけられてしまう。
  9. 条件刺激が味覚刺激,条件反応が嫌悪反応であると,一般の古典的条件づけ理論では当てはまらない現象を示す。
  10. 渦巻きで描かれているように見えるが,実際は同心円である。
  11. 人間の意識よりも無意識に着目をする。
  12. この問題では「各文章に最も関連のある用語を」とあるが,1の解答として「女好き」といった解答を導きだすような間違いを人間は起こさない。
U. 次の各問に答えなさい。
  1. 知覚における不良設定問題とは何か,60字以内で説明しなさい。
  2. 授業で行なった実験を例として,精緻化リハーサルとは何か,150字以内で説明しなさい。
  3. 人工知能の研究が,「こころ」の研究にもたらした利点とは何か,150字以内で説明しなさい。
V. この授業を聞いて,あなたの心理学のイメージは,どのように変わりましたか。授業での内容を取上げて具体的に書きなさい。