「キャリアアップのための発想支援の心理学」
海保博之・松尾太加志 2003年7月 培風館より出版 1,500円+税
頭を効果的に使って鋭く豊かな発想を!
認知心理学からヒントを得て、ビジネスや日常生活のさまざまな場面で、状況にあわせた最適な発想を生みだすための頭脳活用法を提案。
クイズや図解で頭を活性化させながら、キャリアアップに生かせる発想力を育てよう。
本書は,もともとビジネスマン向けに企画された本ですが,認知心理学のトピックスを集めた本で認知心理学の勉強にも最適です。
学生さんもぜひ読んでみましょう。
物事の考え方からプレゼンテーションまで,幅広く実践的に勉強することができます。
詳細目次
執筆担当 K:海保博之 M:松尾太加志第1部 発想のくせを知る
1-1 思い込み −思い込みながら納得的に生きる(K)
1-2 ステレオタイプ −考えないですむ誘惑から逃れる(K)
1-3 熟考 −じっくり考えるのにもリスクがある(K)
1-4 知識の活性化 −知識を揺り起こす(K)
1-5 注意管理 −注意を自分でコントロールする(K)
1-6 勘 −究極の発想法を使う(K)
1-7 潜在効果 −なんとなく良い影響を受ける(K)
1-8 理系と文系 −柔らかく考えて硬く実行する(K)
1-9 物語化 −なんでも物語にして楽しむ(K)
1-10 目標 −一貫性を持って生きる(K)
1-11 とりあえずの判断 −人は限られた情報だけで判断する(M)
第2部 発想を豊かにする
2-1 連想 −正解のない世界を楽しむ(K)
2-2 温かい知 −気持ちのままに考える(K)
2-3 思わぬ発見 −発見したい人だけが発見する(K)
2-4 失敗文化 −失敗しながらいきいき生きる(K)
2-5 模倣 −真似られる力こそ創造の基盤(K)
2-6 具体と抽象 −二つの異質な世界を往復する(K)
2-7 マクロとミクロ −大きく考えて細かくつめる(K)
2-8 予測 −現在を超えて考える(K)
2-9 企画力 −現実を変えたい思いが現実を変える(K)
2-10 チーム力 −三人寄って文殊の智慧にする(K)
2-11 頭の中の小人 −頭の働きを自分で監視しコントロールする(K)
2-12 現場 −計画するよりまずやってみる(M)
2-13 見えない情報 −うまくいかない場合の情報も吟味(M)
2-14 精緻化 −深くかかわるほど見えてくる(M)
2-15 因果関係 −関係あっても因果はなし(M)
第3部 発想を表現する
3-1 ワープロ −情報を見て動かして豊かな発想を(K)
3-2 論理 −万能ではないが、強力な道具(K)
3-3 会話 −人と知を共有する(K)
3-4 自己表現 −豊潤な自己を作りそれを効果的に表現する(K)
3-5 マニュアル −マニュアルに従いながらそこから脱却する(K)
3-6 説明力 −わかりやすく説得的に説明する(K)
3-7 図解 −思考を明晰にする(K)
3-8 事例と理論 −上から攻めるか下から攻めるか(M)
3-9 図表 −言葉にはない表現力がある(M)
3-10 情報の共有 −コミュニケーションとは共有すること(M)
3-11 言外のメッセージ −表現やジェスチャーをうまく使う(M)
3-12 共同注意 −同じモノに目を向けさせる(M)
3-13 たとえ −似ているものでわかった気になる(M)
3-14 疑似体験 −体験するとよくわかる(M)